寝たきりと廃用症候群について
廃用症候群という言葉があります。老人ホームや介護においては寝たきりの高齢者について語る際のキーワードの一つです。廃用症候群とは何でしょうか。
高齢者などでは寝たきりの状態が長く続くことによって身体の様々な部位や臓器に後退や縮小などが見られるようになります。人間の全ての筋肉は、内蔵部位も含めて使わなくなれば衰えていくのです。廃用症候群は一般的には、
●運動機能障害
●循環機能障害
●自律神経障害
●精神障害
などが様々な症状を伴って現れます。
運動機能障害ではまず筋萎縮が見られ、筋力が急速に低下します。また関節は固くなり、重篤な骨粗鬆症が発生します。腰や背部位に頑固な痛みを生じたり五十肩などを発症したり、あるいは悪化する場合があります。
循環機能障害でまず見られるのは起立性低血圧いわゆる立ちくらみです。臥床の状態から起き上がると血圧が急激に下がることが原因です。起立性低血圧による転倒や歩行不安定には十分注意しなければなりません。また静脈血栓症や、肺塞栓症、肺炎のリスクも大幅に上がります。体がむくんだり、褥創(床づれ)などもよく見られます。
自律神経障害では便秘になったり、大便、小便の失禁などの他、深刻な低体温症を引き起こすことがあります。
精神障害である鬱症状や食欲不振、拒食、睡眠障害、不眠などもひんぱんに報告されています。
こうした廃用症候群に陥らないためにもできることは自分でさせる、必要以上の世話をしないという姿勢が老人ホームや自宅介護の際に求められています。
2010年2月22日|
カテゴリー:株初心者

